■日 時 平成26年9月3日(水)
13:30~15:30
■場 所 東北公益文化大学鶴岡キャンパス中教室
997-0035 住 所:山形県鶴岡市馬場町14番1号
■受講料 無料
■参加者 22名
■主 催 鶴岡食文化産業創造センター
IT活用をテーマに講師してきました。
前職(清川屋)時代には全国各地で講演活動させていただいたこともありましたが、随分久々の講演です。
ネットショップのノウハウは陳腐化してますし、7-Colorsはネットショップよりも地元顧客志向型のSNS=Facebook活用をメインにしてます。
期待に沿えるお話が出来るか不安でしたが、自分なりに今考えていることを全部発信したいと思いお引き受けさせていただきました。
IT活用については、時代の流れでまったく無視することはできません。
特にこれからIT活用したい方向けに、どのような考え方で取り組んでいくべきか、アナログ的視点でお話させていただくことにしました。
ネットショップについては、全国を商圏に無限の可能性が広がります。
一方で競合が全国なので、一時のネットで店やれば売れる、という幻想を抱くべきでないと思っています。
儲かる仕事美味しい仕事ほどマネされやすく、ノウハウの陳腐化が早いです。
ネットショップの新規参入は本当に厳しいですが、リアルのビジネスでも厳しくない新規参入などありません。
どの商売、どういう形態にしても簡単なものはないんだから本気で向かわなきゃ、ってお話をさせていただきました。
ホームページについては、どこまで求めるか自分次第ですが、
最低限、自分の店の名前を検索してもらった時に自分のページ=HPでもブログでもFBページでもいいから
を見つけてもらえるようにはしておかないといけないと思います。
探してもらったページでは、正式名称、電話番号やメール等連絡先、住所、営業時間、取扱い商品・サービスなど、
最低限の情報だけは見てもらえるようにしておく。それ以上どのように活用していくかはそのお店次第と思います。
ホームページを作ったけど効果がないという声が多いため失敗事例のお話をしました。
業者や従業員に任せきりで作りっ放しでは効果を出せないことが多いです。
ホームページ製作する前に、自分の商品やサービスの、写真・説明・スペックをきちんと整備するところから始めないといけません。
業者さんに製作や検索対策を依頼しても、販売するのは自分たち。
ITではプロでなくとも、自分の商品の販売はプロであることを自覚していなければならないと思います。
リアルのお店でも、毎日掃除をし、レイアウトを変え、販促を考え、お客さんに挨拶をし、商品を開発して、売り場を最適に保ちます。
ネットでもお店なんで、ホッタラカシではお客さんが逃げてしまいます。
IT活用といっても、業種や社長の個性、業績やモチベーションにも大きく左右されます。
ITを使うことに振り回されてはいけません。
極端な話、ITをまったく使わずとも業績が良く地域や会社が元気なのであればそれでいいと思います。
ネットショップが事業の柱であるならともかく、パソコンに向かう時間が長すぎて本業がおろそかになっては本末転倒ですし、
見通しもないまま投資を先にしてしまうのも非常に危険です。
目的を見失うことないよう、ITに振り回されないことが大事と思います。
最後にFacebook活用とみんなで集えば文殊の知恵(facebookビジネス活用研究グループ)のお話をさせていただきました。
全国に発信する必要のない業種・商売であるならば、不特定多数の方に一方的に発信し続けるよりも、
地域のお客さんと密接につながっていった方が商売としてもはるかに効率が良いと思います。
文殊の知恵で実践している、相互互助の精神で、自分だけではなく仲間のお店や地域が元気になっていくことで自分のお店も繁盛していく…
Facebookがローカルビジネスで物凄い効果を発揮していることをお話させていただきました。
話し方、伝え方が下手くそだったかどうかはともかく、今自分がお伝えしたいことは全部お話させていただきました。
コンサルタント、WEB業者さん、ネットショップ経営者でも無い立場だからこそ伝えることが出来た内容のつもりです。
沢山の方にご感想をいただいたり、Facebookに写真を投稿いただきました。本当に有難うございます。
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